ホーム > 人と仕事 > 配船業務の仕事[椎ア年哉]

配船業務とは?
国内航路を行き交う内航船のスケジュール管理と積み荷の割り振りを行う部門です。船がカラで走ることがないように、各寄港地での貨物積み降ろし状況を把握した上で天候の変化や台風の進路状況なども加味し、最も効率のよい配船計画を立てます。各関係先との調整内容も多岐にわたり、まさに海上貨物の安定輸送を実現するために欠かすことのできない業務です。



椎崎年哉
天候にも左右されるし、不測の事態も起こる。でも、何もかもが予定通りに運んだときの爽快感は格別。
当社の内航船の積み荷は7割が住友金属の鉄鋼製品。残りの3割はあらゆるクライアントの貨物です。鉄鉱石、飼料、小麦などの貨物が主ですが、中には新幹線やロケットなどという“貨物”もあるんですよ。ロケットは打ち上げ地点の種子島まで、新幹線は年間に約30車両を博多などへ輸送しています。ところで、主要積荷の鉄鋼製品は雨が大敵。積み込み日が雨だと作業ができないので、何日でも船を待機させることになり、船にかかる費用がどんどんかさむのが辛いところです。そればかりか、他に寄航予定の積み地・揚げ地でも載積予定の荷物を延々と待たせることになるので、台風や梅雨のシーズンはたくさんのクライアントや船主との調整に追われてしまいます。

現在、私がコントロールしている船は常時60隻ほど。船と積み荷のマッチングについてですが、全体の約7割を占める住友金属からの出荷量はあらかじめ決まっていることが多いので、これを各船に割り振った上で、残りの3割分の貨物を効率よく配分していきます。配船作業の合間には、船主さんとの安全会議を開いて運航上の問題点を聞いたり、港で船員さんに会って勤務状況を尋ねたりもします。こちらの都合ばかり優先した配船をしてしまうと、船員さんたちに過度な業務を要求することにもなりかねませんからね。常に各方面にアンテナを張り、みんなが気持ちよく働けるように心配りした結果、天候にも恵まれて全船が期日通りの運航を達成出来たときは最高の気分です。


椎崎年哉にクエスチョン!

Q入社の動機は?
A学生時代から卓球を続けていたので、正直に言うと第一目的は卓球部でした。当社の卓球部は日本卓球リーグの1部リーグに所属していますが、この会社の良いところは、部員でも他の社員と同じ内容の仕事をすること。現役時代は正直大変でしたが、おかげで引退した今では、むしろ積極的に仕事に取り組めて毎日が充実していますよ。

Q印象に残る出来事は?
A2003年に茨城県で発生した、異常気象・ダウンバースト現象。実はあのとき、風速60mを超える突風で鹿島港ののクレーンも倒壊したんですよ。停泊していた外国船も巻きぞえで破損し、港の出荷作業はすべて停止状態に。クレーンを再建するまでの間は、他社からクレーンを借りてきて急場をしのぎきりました。

Q休日の過ごし方は?
A週4回、地元のスポーツ少年団で卓球の指導をしています。小学4年生の娘が楽しそうに参加しているのがうれしいですね。小学6年生の息子はリトルリーグで活躍中。こちらでは父兄としてお手伝いしています。

椎崎年哉の、ある1日

出社
すべての船が予定通りに運航しているか、今朝の動静を確認。各船の積み地、揚げ地の配船予定も確認。今日は日本中が晴天なので、トラブルは起きていないようだ。


書類作成
平穏な今のうちに、来週の配船計画を確認しておこう。


昼食
同僚と近所のレストランへ。この周辺はオフィス街なので、移動店舗の弁当屋さんも多くて楽しい。


企画書作り
今後の業務のために資料を作成する。いろいろなモデルケースを集めてみる。


資料作り
クレーンが故障して、予定の荷物を積めない事態が発生した。クライアントへの補償交渉用の資料を用意しなければ。


打ち合わせ
営業から相談を受ける。ロケット…ではないけど、変わった積み荷の相談だ。面白い仕事になりそう。


動静確認
今日は予定通り船が運航できたか?各船に連絡を取ってみる。


退社
今日はデスクワークが多く、現場に顔を出せなかった。明日は港へ、船員さんたちの顔を見に行こう。

気の合う後輩
3年後輩の吉岡史勝。卓球部で喜怒哀楽をともにした仲間です。私は一足先に退部したけど、彼は和歌山で勤務しながらまだまだ現役。私の自宅も和歌山なので、休日には家族ぐるみで行き来してよく遊んでいます。ちょっとおバカな性格がカワイイ後輩です。


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