ホーム > 人と仕事 > 通関の仕事[堀口純]

通関の仕事とは?
鉄鋼原料、木材、肥料原料、食品など、日本へ輸入されるすべての品目について関税計算などの必要手続きを行う部門です。通関を経ることによって日本国内での流通許可が得られます。同じ鉄鋼原料でも品質や物量によって税率が変わるなど、扱う品目に関する専門知識が必要になる場合もあります。日本から海外への輸出の際にも通関が必要です。




堀口純
世の中の建造物は鉄鋼でできている。それを運ぶ物流こそ、実は世の中を支える大きな要素。
今、通関士の試験に向けて勉強中です。資格がなくても申告書類の作成など主要な業務はできますが、資格を取ると実際に荷物の審査ができるようになるんです。通関士の資格には関税法、通関業法、外為法…など、様々な法律がからんでいるので勉強が大変。会社に入ってもこんなに勉強するのかとビックリしました。しかも、法律ってすぐ変わりますよね。だから、過去の問題集を見ても参考にならないことが多くて、これはとにかく一発で合格するしかない!と覚悟しました。社内では見知らぬ先輩までが「頑張れよ〜!」と肩を叩いてくれます。社風の温かさに感激しつつ、軽くプレッシャーを感じる毎日ですね。

私が現在担当しているのは木材の通関です。主にインドネシア、マレーシアから、建築用材が板に加工された状態で入ってきます。板の厚さ、重さ、質、密度などで関税率が変わるので、見本写真から状態を判断したり、実際に品物を見て判別して、税関への申請書類を作成していきます。先輩から木の辞典を借りて勉強することもありますよ。通関には、実はかなり幅広い分野の知識が必要になるんですね。



Q入社の動機は?
Aビル、鉄道、自動車など、とにかく鉄鋼がないとモノが造れませんよね。鉄鋼があるから世の中が成立している。さらに調べると、物流の仕組みがないと鉄鋼が動かないことにも気付きました。この二つに関わることは世界を支えていることになる。これはスゴイ、と思い、鉄鋼物流の業界に目をつけ、当社と出会いました。あとは、社員のみなさんの人の良さで決めましたね。

Q将来の夢は?
A入社当時は鉄鋼の物流に興味があったけど、社内のいろいろな業務を見ているうちに外販事業にも関心を持つようになりました。住友金属グループ以外の会社と関わることは非常に勉強になると思うし、将来的には鉄鋼以外の知識も必要になるかなと。もっと実力をつけて、当社の重量物輸送の物流力をさまざまな場面で提案していける企画や営業ができるようになると面白そうですね。

Q印象に残っていることは?
A製鉄所内の港にある、高さが50m程の荷揚げ用クレーンに乗せてもらう機会があったこと。下を見ると網状の足元で手すりも小さいし、ものスゴく怖かった!クレーンを操作している人はこんなところで働くのかと仰天しました。でも、こわごわ一歩一歩登ったのに、実はエレベーターがあったんですよ。まんまと騙されましたが、いい経験でした。

Q鹿島の印象は?
A地元のテニスチームに入って楽しい週末を送っています。でも、実を言うといまだに茨城弁を聞き取れないことが多くて。港で働く人との一対一の会話には慣れましたが、地元の人同士の会話にはまだまだ参加できません。

堀口純の、ある1日

出社
昨日インドネシアから到着した貨物の通関を行う。住宅用の建材が主だ。必要書類は前日すでに用意しておいたのでスムーズに処理ができる。


端末で作業
関税額の計算をして、端末から税関へ書類データを送信。税関の担当部門とオンラインでつながれた専用端末機があるので、わざわざお役所へ出向く必要はないのだ。


荷降ろしに立ち会う
今日到着して荷降ろしをする船が入港した。これもインドネシアから。こちらの船には各種の梱包材料に加工されるベニヤ板が満載だ。明日中には通関できるよう、実際に荷物をチェックして準備する。


税関職員による貨物検査
本日通関する貨物に税関検査が入ることになった。よって、倉庫に出向き、倉庫に搬入された合板を税関の職員が検査をするのに立ち会うのだ。貨物についてのさまざまな質問にも何とか答える。そして検査が終了し、本日通関の貨物の輸入許可が全て下りた。


会議
毎月恒例の進捗会議。自分の課題や、仕事の進捗状況を報告。


退社
税関は財務省の機関。窓口は17時きっかりで終了します。今日は時間内に全部通関できた!だから残業はナシ!入社前は激務のイメージがあったからすっかり覚悟していたのに、鹿島は全体的にノンビリした雰囲気ですね。


同期会
これは業務外。久しぶりに同期たちと会う。それぞれに担当業務を持った今、お互いの成長を感じる!これってかなり嬉しいものですね。

負けたくないライバル
同期の吉田全克とは、日々タッグを組んで仕事をしている。僕は海務課で、彼は国際営業課でともに合板を扱い、違う立場から同じ業務に関っているからだ。通関と営業、問われる知識は微妙に違うけど、貿易の知識や実務も、彼とタッグを組んで学んでいきます。もちろん、負けたくないですね。


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